ムダを発生させないための設計プランを
住宅の設計プランでは不要なものを徹底してピックアップすることが大切です。家造りにおいては少なからずムダが生じてしまうことが多いです。例えば豪華なバルコニーを設置したのに、ほとんど使用しないというケースは少なくありません。ほしいと思って導入した設備が、実はほとんど使用せずお金のムダになったという方は多いでしょう。
ムダな設備は建築費用の増額につながるだけでなく、メンテナンス費用の増額にも直結します。バルコニーは使わなくても傷んでいくため、いずれ修繕をする必要があるわけです。また日ごろから掃除をする労力も無視できないでしょう。家造りは複雑になればなるほど、建築費用コストアップや設備維持における面倒を招きます。ローコスト住宅は結果的に生涯における住宅の維持管理費の削減につながります。
使用する設備と使用しない設備を見極める
窓や照明はできるだけ少なくするのがポイントです。ほとんど使用しない設備があるだけで、建築費用が跳ね上がってしまうからです。不必要な設備にお金をかけると、本当に必要な設備にお金を回せなくなります。ほとんど使用しない設備がひとつあるだけで、数万円～数十万円の費用がかかることが少なくありません。だからこそ家造りをする前の住宅設計は綿密に進めていく必要があります。
ムダを徹底して抑えるためには、必要最低限を意識した家造りをするのがおすすめです。そして完成した家に実際に住んでみて、ほしい設備があったときは追加で導入するようにします。最初から完璧を目指すのではなく、最初はシンプルを意識しましょう。
ローコスト住宅とは、比較的安い価格で建築される住宅を指します。家を建てたいが建築費用はできるだけ抑えたい、といった方に求められている住宅です。