部屋同士の位置関係を決めること
注文住宅の間取り設計はまずどのような部屋が必要かを考えて、部屋同士の位置関係を決めることから始めましょう。4LDKが良いという場合には寝室が4つ、リビング・ダイニング・キッチンが1つという設計になります。しかし、実際にはトイレ、お風呂場、脱衣所といった部屋も必要です。寝室とは別に書斎が欲しいといった場合もあるでしょう。部屋の種類によってどのくらいの広さがあれば良いかも異なります。大まかに広さについてもメモをしながら、部屋をレイアウトしていきましょう。キッチンやトイレなどの水回りを近くする、リビングは父親の部屋の正面にするなどといった形で位置関係を決めると、注文住宅の大まかな間取りができあがります。
寸法を部屋ごとに考えること
注文住宅の間取りを設計するときには部屋ごとに考えて調整をしましょう。レイアウトを大まかに決めた時点で部屋ごとに寸法をどのくらいにするかを決めるのがおすすめです。寝室には大きなベッドを置きたい、キッチンには3つ口コンロのシステムキッチンを入れたいなどといった希望があるでしょう。寸法が足りていないと希望の設備や家具を入れられないので、まずは最低限必要な縦横の寸法で部屋をレイアウトします。そして、もう少し寝室を広くしたい、リビングを横長にしたいなどといった希望を出していき、寸法を少しずつ大きくしていくと間取りができあがります。間取りは部屋の面積よりも寸法で考えた方が設計しやすいので覚えておきましょう。
狭小住宅は、部屋によって日が当たりにくいこともありますが、住宅密集地の特性を生かしたデザインの物件が多く見られます。